山県昌景

4569667023 山県昌景(まさかげ) (PHP文庫)
小川 由秋
PHP研究所 2006-10-03

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戦国最強を誇った「赤備え」の騎馬軍団を率いて、常に武田信玄の先陣を任された山県昌景----。若年より晴信(のちの信玄)の近習として仕え、20歳の時には晴信直属の旗本隊創設に加わり、いきなり足軽150人の隊長に大抜擢された。その後も武勲を重ね「源四郎(昌景)の赴くところ敵なし」とまで謳われる。信玄の子・義信の謀反未遂に、父のような存在だった兄・虎昌が連座し切腹させられると、昌景は涙ながらに兄が率いた「赤備え」の部隊を引き継ぐこととなる。その後の昌景は、「風林火山」の旗印とともに武田の先鋒隊長として戦場を疾駆。"赤い大津波"の如き騎馬軍団の破壊力は、三方ヶ原の戦いで徳川軍を呑み込み、「さても恐ろしきは山県」と家康を畏怖させた。しかし信玄に重用された反面、息子の勝頼には疎んじられ不遇な晩年を迎える。長篠・設楽原合戦では己の誇りをかけて挑み、壮烈な最期を遂げた猛将の生涯を描く。文庫書き下ろし。


時代:1536年(天文五年)〜1582年(天正十年)
著者:小川由秋
出版:PHP文庫
発行:2006年10月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 「さても恐ろしきは山県」と家康に言わしめた「赤備え」の猛将の本。近習として仕えた武田信玄との深い心の結びつきを中心に描かれています。風林火山ブームの中で発刊された本ですが、なかなか読み応えのある内容でした。昌景が主人公の本はあまりないのでお勧めです。

 ■ 主人公
山県昌景(やまがたまさかげ)

 ■ 脇役
武田信玄(たけだしんげん)

 ■ 登場する武将
飯富虎昌(おぶとらまさ) 武田信虎(たけだのぶとら)
板垣信方(いたがきのぶかた) 内藤修理亮(ないとうしゅりのすけ)
武田信繁(たけだのぶしげ) 武田義信(たけだよしのぶ)
穴山信君(あなやまのぶきみ) 酒井忠次(さかいただつぐ)
馬場信春(ばばのぶはる) 武田勝頼(たけだかつより)
小山田信茂(おやまだのぶしげ) 武田信豊(たけだのぶとよ)
鳥居強右衛門(とりいすねえもん) 跡部勝資(あとべかつすけ)

 ■ その他の登場する人物
*おふさ *おこう
*太吉(たきち)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.7.13
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