のぼうの城

409386196X のぼうの城
和田 竜
小学館 2007-11-28

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映画化企画進行中!新しい英傑がここにある
戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。武州・忍城。周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、僅かの兵で抗戦した城代・成田長親は、領民たちに木偶の棒から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。城代として何ひとつふさわしい力を持たぬ、文字通りの木偶の棒であったが、外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち、方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで、人心を掌握していた。武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、新しい英傑像を提示したエンターテインメント小説。
カバー・イラストはオノ・ナツメ。


時代:1582年(天正十年)〜1590年(天正十八年)
著者:和田竜
出版:小学館
発行:2007年11月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 07年〜08年にかけては出版社の宣伝で各書店の前面に出て露出度の高かった本なので、どうなのかなぁと思っていたが、読んでみて、良い意味で期待を裏切られた作品。忍城攻防戦を舞台とした内容で、出てくる武将の人物像がすばらしく(長束正家除く^^;)、読後は清々しい気分に浸れます。久々、楽しめた小説であり、お勧めです。

 ■ 主人公
成田長親(なりたながちか)

 ■ 脇役
正木丹波守(まさきたんばのかみ)

 ■ 登場する武将
豊臣秀吉(とよとみひでよし) 石田三成(いしだみつなり)
大谷吉継(おおたによしつぐ) 長束正家(ながつかまさいえ)
成田泰季(なりたやすすえ) 酒巻靱負(さかまきゆきえ)
柴崎和泉守(しばさきいずみのかみ) 成田氏長(なりたうじなが)
成田泰高(なりたやすたか) 北条氏政(ほうじょううじまさ)
*山田帯刀(やまだたてわき) *貝塚隼人(かいづかはやと)
北条氏直(ほうじょううじなお) 北条氏勝(ほうじょううじかつ)

 ■ その他の登場する人物
*明嶺(みょうりょう) *たへえ
*ちよ *かぞう
*ちどり 甲斐姫(かいひめ)
(たま)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2008.11.4
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