武田家滅亡

4043943210 武田家滅亡 (角川文庫)
伊東 潤
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-25

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信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。近隣諸国からの脅威に加え、財政逼迫や家臣との対立も勝頼の孤立を深めてゆく。こうした状況のもと、同盟国・北条家から嫁いだ桂姫は、勝頼の苦悩に触れて武田・北条両家の絆たらんとするが…。信玄をも上回る武人の才に恵まれながら悲劇の主人公となった勝頼の後半生を、歴史小説界に現れた破格の才能が活写する本格歴史長編。


時代:1577年(天正五年)〜1582年(天正十年)
著者:伊東潤
出版:角川文庫
発行2009年12月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 武田勝頼の時代から武田家滅亡までの過程を、リアルに活写した作品。物語は北条氏康の娘・桂姫の輿入れから始まり、佞奸の臣・長坂釣閑の屈折した心情を交え、徐々に後戻りできない状況に陥り滅亡するという展開。そこに忠臣・小宮山内膳と裏切り者・辻弥兵衛、片切監物、宮下帯刀父子などの脇役たちも、作品に躍動感を与えています。

 ■ 主人公
武田勝頼(たけだかつより)

 ■ 脇役
(かつら) 長坂釣閑(ながさかちょうかん)
*宮下帯刀(みやしたたてわき) 小宮山内膳(こみやまないぜん)

 ■ 登場する武将
板部岡江雪斎(いたべおかこうせつさい) 跡部大炊助(あとべおおいのすけ)
小山田信茂(おやまだのぶしげ) 仁科盛信(にしなもりのぶ)
春日虎綱(かすがとらつな) 辻弥兵衛(つじやへえ)
*片切監物(かたきりけんもつ) *宮下四郎左(みやしたしろうざ)
穴山信君(あなやまのぶきみ) 真田昌幸(さなだまさゆき)
横田尹松(よこたただとし) 樋口与六(ひぐちよろく)
本多正信(ほんだまさのぶ) 土屋昌恒(つちやまさつね)
北条氏照(ほうじょううじてる) 岡部元信(おかべもとのぶ)
笠原政晴(かさはらまさはる) 武田信豊(たけだのぶとよ)
武田信勝(たけだのぶかつ) 飯嶋為方(いいじまためかた)
*渡辺守(わたなべまもる) *甘利甚五郎(あまりじんごろう)
大熊新左衛門(おおくましんざえもん)

 ■ その他の登場人物
*浅茅(あさじ) *諏訪春芳軒(すわしゅんほうけん)
*伊奈宗普(いなそうふ) 実了師慶(じつりょうしけい)
*拈橋(ねんきょう) 快川紹喜(かいせんしょうき)
松姫(まつひめ) 麟岳和尚(りんがくおしょう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2010.07.09

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