大友宗麟 道を求め続けた男

大友宗麟―道を求め続けた男
大友宗麟―道を求め続けた男 風早 恵介

PHP研究所 1994-12
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慧星の如く現われ、毛利元就との死闘の末、北九州6カ国の覇者となった大友宗麟。一方では、宣教師ザビエルとの運命的な出会いから、求道者としての人生をも歩むことになる。戦国の世に智将と称された男に去来する苦悩と葛藤とはなにか。才気煥発、正義感にあふれ、進取の気性にとんだ宗麟の波瀾に満ちた半生を描きあげた著者渾身の力作。


時代:1529年(享禄二年)〜1587年(天正十五年)
著者:風早恵介
出版:PHP文庫
発行:1994年12月


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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 大友宗麟の生涯を書いた本だが、前半は宗麟の生い立ちに重点が置かれ、父・義鑑を中心とした大友家の内情が書かれている。後半は家督を継いだ宗麟の行動であるが、晩年になるほど時間の流れが速くなり、一気に九州征伐まで行ってしまう。
 貿易を重視して国を富ます道を考えていたという宗麟の悲劇は、出生が早すぎたからだと著者は考察している。

 ■ 主人公
大友宗麟(おおともそうりん)

 ■ 脇役
*篤子(あつし) 大友義鑑(おおともよしあき)


 ■ 登場する武将
松永鹿之助(まつながしかのすけ) 入田親誠(にゅうたちかざね)
陶晴賢(すえはるかた) 相良武任(さがらたけとう)
大内義興(おおうちよしおき) 大内義隆(おおうちよしたか)
臼杵鑑続(うすきあきつぐ) 柴田紹安(しばたしょうあん)
菊池同ァ(きくちどうぎん) 戸次鑑連(べつきあきつら)
大友晴英(おおともはるひで) 小佐井大和(こさいやまと)
斎藤播磨(さいとうはりま) 関口蔵人(せきぐちくらんど)
*柿崎備中(かきざきびっちゅう) 龍造寺隆信(りゅうぞうじたかのぶ)
大友義統(おおともよしむね)

 ■ その他の登場人物
*島井徳大夫(しまいとくだゆう) *久寿美澄観(くすみじょうかん)
*香椎(かしい) *比良どの(ひらどの)
*由布(ゆう) *保志(ほし)
*楓(かえで) *菜穂(なほ)
フランシスコ・ザビエル 薫子(かおるし)
メンデス・ピント

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.03.31
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