風神の門

4101152349 風神の門 (上) (新潮文庫)
新潮社 1987-12

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関ケ原の合戦によって豊臣家が大坂城にとじこめられてしまった時期、伊賀の忍者の頭領、霧隠才蔵は人ちがいで何者かに襲われたことから、豊臣・徳川の争いに次第にまき込まれてゆく。生来、いかなる集団にも属することを嫌った才蔵であったが、軍師真田幸村の将器に惹かれ、伊賀の忍者、猿飛佐助とともに、豊臣家のために奮迅の働きをし、ついには徳川家康の首をねらうにいたる。

4101152357 風神の門 (下) (新潮文庫)
新潮社 1987-12

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大坂冬の陣に西上してくる徳川家康の首をねらうため、霧隠才蔵らは駿府城下に潜入し、徳川の忍者、風魔獅子王院たちと血闘をくりひろげる。そして、駿府城内にしのび込んだ才蔵は、家康の寝所の天井裏に立つのだが・・・。人間性を抹殺された忍者たちの中で、いかなる組織にも属さず、ただひとり人間らしく生きようとした才蔵の悲哀を通して、"忍び"の世界を現代の眼で捉えた長編小説。


時代:1614年(慶長十九年)〜1615年(慶長二十年)
著者:司馬遼太郎
出版:新潮文庫
発行1987年12月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 霧隠才蔵を主人公とした本。一般的な真田十勇士とは違った才蔵と猿飛佐助の関係や、個人主義を貫き、金で雇われながら、家来となることは望まず、ひたすらおのれのためにはたらくという才蔵の悲哀が漂うお話です。

 ■ 主人公
霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)

 ■ 脇役
猿飛佐助(さるとびさすけ) 真田幸村(さなだゆきむら)

 ■ 登場する武将
*沼田源内(ぬまたげんない) 鳥居忠政(とりいただまさ)
後藤又兵衛(ごとうまたべえ) *本多左門(ほんださもん)
*徳永源兵衛(とくながげんべえ) 御宿勘兵衛(みしゅくかんべえ)
穴山小助(あなやまこすけ) 三好晴海入道(みよしせいかいにゅうどう)
大野治長(おおのはるなが) *矢野勘五右衛門(やのかんごえもん)
*川崎為之助(かわさきためのすけ) 徳川家康(とくがわいえやす)
本多正純(ほんだまさずみ) *彦坂伝蔵(ひこさかでんぞう)
藤堂仁右衛門(とうどうじんえもん) *藤野半弥(とうのはんや)
宮本武蔵(みやもとむさし) 本多正信(ほんだまさのぶ)
小幡勘兵衛(おばたかんべえ)

 ■ その他の登場人物
*孫八(まごはち) *青子(あおこ)
菊亭晴季(きくていはるすえ) *隠岐殿(おきどの)
*耳次(みみじ) *お国(おくに)
*津野宗全(つのそうぜん) *海瀬良玄(うみせりょうげん)
*小若(こわか) *左平次(さへいじ)
*ビゼ六(びぜろく)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2010.04.13

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